このように「A SUIT TO TRAVEL IN」の最大の特徴は、しわからの回復力。そのため素材にこだわった。他のブランドのトラベルスーツではウールとポリウレタンの混紡を使用するのが一般的だが、ポール・スミスの「A SUIT TO TRAVEL IN」の無地のスーツは100%ウールの生地を採用。糸に強く撚(よ)りをかけることで縦横の伸びに加え、斜めの伸縮性も実現した。より立体的に作るとともに、テーラードの要である着心地の良さと快適さをクラシックな味わいで再現したかったという。
また、ピンストライプのスーツは、ポリウレタンよりも経年変化の少ないポリエステルとウールの混紡。いずれもテキスタイルは縫製に優れた日本国内で制作しているという。
さらに、抜群の伸縮性とストレッチ性も売り物だ。伸縮性がありすぎると生地が伸びるが、強撚性の糸を使うことで斜めの伸びがナチュラルに出るのがポイントという。