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「攻めの農業」へTPP対策本部設置 関税全廃 ブドウ即時、オレンジ8年 (2/4ページ)

2015.10.10 08:00

店頭に並ぶリンゴ。環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)発効後は幅広い食品の関税が撤廃される=2015年10月9日午後、東京都江東区のサンケイスーパー(宮崎瑞穂撮影)

店頭に並ぶリンゴ。環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)発効後は幅広い食品の関税が撤廃される=2015年10月9日午後、東京都江東区のサンケイスーパー(宮崎瑞穂撮影)【拡大】

  • 環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉の主な農産品の関税についての合意内容=2015年10月9日現在。※即時以外は段階的に撤廃

 食卓に上る機会が多い鶏肉は、骨なしが11.9%、骨つきが8.5%だが、段階的に11年目に撤廃する。魚介類ではアジやサバで現在10%(冷凍サバは7%)の関税を16年目(米国は12年目)に撤廃する。

 牛・豚肉農家に補填拡充検討

 一方、TPP総合対策本部は、(1)TPPの活用による新たな市場の開拓(2)イノベーションの促進・産業活性化(3)国民の不安払拭-の3つの基本方針を提示した。農業の担い手育成など、農林水産分野の基本方針も示した。

 安倍晋三首相は初会合で「政府一丸となって総合的な政策を策定する」と表明。影響が懸念される農業分野については「守る農業から攻めの農業に転換し、若い人が夢を持てるよう万全の対策を講じていく」と述べた。

 農水省はすでに対策に動き出しており、コメでは米国とオーストラリアから無関税で新規輸入される分と同量の国産米を政府が備蓄米として買い上げる方針を示している。

 牛肉や豚肉の農家に対しては、収益が生産コストを下回った場合に、差額の8割を国などの積立金で補填(ほてん)する経営安定対策の拡充などを検討している。

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