菓子製造大手の江崎グリコは「原材料の調達で一定のプラスはある」とする。飲料大手のサントリーホールディングスは「関税は段階的に下がっていくため、原料調達価格がすぐに低下することはない」と冷静に受け止める。
ケチャップやソースなどの原材料となるトマトピューレを輸入する大手食品メーカーも「関税が撤廃されても為替レートや原料相場がどうなっているかで価格は変わるので、すぐに値下げにはならないだろう」とみている。
関税の撤廃は国内の農家に打撃となりそうだが、リンゴは「攻めの農業」の代表選手でもあり、生産者からは高品質のリンゴ生産に意欲を燃やす声も上がる。
青森市浪岡のリンゴ農家、阿部元さん(45)は「リンゴの輸入は今に始まったことではない。いいものを作れば生き残れる」と述べ、輸出拡大のチャンスととらえる。
青森市田茂木野(たもぎの)の川村富子さん(63)も「決まった以上は仕方ない。高品質で消費者に信用されるリンゴを作っていく」と語った。(SANKEI EXPRESS)