実はコクトーはアヘンに依存、デイビスはヘロイン中毒。その苦しみが、失意のうちにパリにたどりついた、現代のあるカナダ人男性の頭の中に投影されていく。苦しみを忘れようとする男性が内面を凝視すると、コクトーの言葉やスケッチ、デイビスの音楽が脳内を駆け巡り、スペクタクルな離脱症状が始まる。映像や身体的表現を駆使して現代と49年、コクトーとデイビスの間を自由に行き来する不思議な舞台となりそうだ。(藤沢志穂子/SANKEI EXPRESS)
【ガイド】
10月12日まで、東京・世田谷パブリックシアター(電)03・5432・1515。