米ミネソタ州ブルーミントンにあるウォルター・パーマー氏のオフィス近くで「セシル」の絵を描き、“無言の抗議”をする人の姿も。無罪放免となったが、すんなり一件落着とはいかないようだ=2015年7月29日(AP)【拡大】
保護団体、米で裁判狙う
訴追された2人の現地ガイドは、有罪になると最高で懲役15年となるが、パーマー氏は“無罪放免”。この格差に大きな反発が起きている。
地元の野生動物保護団体「ジンバブエ保護タスクフォース」のトップ、ジョニー・ロドリゲス氏は、ロイター通信などに「真相は、法律が壊れているということだ」と怒りをあらわにし、「われわれは、彼を処罰するために何ができるかを確認するため、米で支援者を募っている」と、パーマー氏を米国内で訴追する検討を始めたという。何が何でも、パーマー氏に罪を償わせる構えだ。米魚類野生生物局も、セシルが撃ち殺された件を調査しているという。
とはいえ、国際動物福祉基金(IFAW)の北米地区責任者、ジェフ・フロッケン氏はNPRに「何百人もの米国人が毎年、娯楽のためにライオンなど(野生動物を)殺している。パーマー氏が訴追されなかったことは、驚くに値しない」と冷静に分析した。(SANKEI EXPRESS)