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3つの「飛ぶ教室」 幅允孝 (3/5ページ)

2015.10.18 13:30

10月25日に発売される雑誌「飛ぶ教室_第43号」(光村図書出版、1000円+税)。あらゆる本好きによる誌上本屋ができあがった(提供写真)

10月25日に発売される雑誌「飛ぶ教室_第43号」(光村図書出版、1000円+税)。あらゆる本好きによる誌上本屋ができあがった(提供写真)【拡大】

  • 「飛ぶ教室」(エーリッヒ・ケストナー著、山口四郎訳/講談社文庫、535円、提供写真)
  • 「飛ぶ教室」(ひらまつつとむ著/復刊ドットコム、1728円、提供写真)
  • 【本の話をしよう】ブックディレクター、幅允孝(はば・よしたか)さん(山下亮一さん撮影、提供写真)

 ゲスト編集長の第1弾となる2015年夏号は、絵本作家の五味太郎が編集長を務めた。五味編集長自らが出向き、穂村弘や中村桂子と対談を重ねたり、夜に見る「夢」をテーマに11人の絵本作家・アーティストによる描き下ろしがあったりと、じつに盛りだくさんの内容。編集長の五味太郎らしさが随所にみられた。そして、第2弾となる2015年秋号では、僭越(せんえつ)ながら僕、幅允孝が編集長の大役を果たすことになったのである。

 「長」と名がつくものは、中学生のときにやった生徒会議長以来なのだが、まあやるからには楽しく職務を全うしようと考えた。張り切りすぎて、背伸びするのも止めようと誓った。だから、「餅は餅屋」じゃないけれど、僕の編集号は本の特集をすることになった。名付けて「ブックガイド 本と、その先。」。「誌面上で本屋さんを開く」というコンセプトのもと、各界で活躍するさまざまな人の選書による85冊の本の案内をつくりあげたというわけだ。

 登場していただくのは、児童文学者の角野栄子や荻原規子、料理家の長尾智子、写真家の石川直樹もいれば、茶人の木村宗慎もいる。上野動物園の園長・土居利光やファッションデザイナー・森永邦彦による選書も愉快だ。つまり、児童文学の専門家だけでなく、あらゆる本好きによる誌上本屋ができあがった。

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