カナダのバンクーバーで高級ワインを買い求める中国系市民。売り出し開始前から店先で列をなした約50人は大半が中国系で、中国本土の内外を問わず、華人富裕層の高級酒志向は顕著だ=3日(ロイター)【拡大】
富豪の多くは30、40代
上海に本拠を置く調査会社、胡潤研究院が15日に発表した中国富豪ランキング「胡潤百富榜」によると、中国本土には10億ドル(約1200億円)以上の資産を持つ億万長者が596人おり、米国の537人を上回っている。さらに香港、台湾、マカオも含めた大中華圏では、その数は715人に増えるという。しかも、その多くが30代、40代の若い実業家で占められているのが特徴だ。
習氏の看板である「反腐敗」と「倹約令」は、いずれも経済的にはマイナスに働く政策だ。しかし、中国社会が抱えてしまった格差は、いずれ社会不安にも結びつきかねない時限爆弾であり、これを是正して民衆の不満を軽減することは、経済を犠牲にしてでも遂行しなくてはならない最優先課題である。習氏の中国国内での人気は高く、庶民レベルでは毛沢東の域に迫り「歴代ナンバーワンの指導者」との声もちらほら出ているという。そして、今、新たな消費の主役であるニューリッチたちがその背中を押そうとしている。世界有数の金融機関、クレディ・スイスによると、1980年以降に生まれた消費者が中国の消費全体に占める割合は現在の15%から2020年には35%にまで上昇すると予想されている。(SANKEI EXPRESS)