今年ジャズ界で最大の注目を集めるサックス奏者、カマシ・ワシントンが10月末に来日する。この春にリリースされたデビューアルバム『ジ・エピック』のアナログ化も実現し、2日にLPを発売。絶好のタイミングで、日本のファンの前にお目見えする。
約3時間の大作アルバム
流麗なコード進行、シンプルだが印象の強いメロディー、そして、たくましいソロ演奏。理想的な組み合わせこそが、彼の魅力である。総勢60人を超えるミュージシャンが参加し、計約3時間に迫る全17曲という壮大なスケールは、近年まれに見る超大作として、聴く者を圧倒する。
また、ここ数年はピアニスト、ロバート・グラスパーがグラミー賞を受賞したことから、ニューヨークのミュージシャンがジャズ界を牽引(けんいん)してきたといわれているが、ロサンゼルスの“抵抗”ともいえるカマシ・ワシントンの登場により、西海岸の音楽シーンも注目を集めるようになった。