マンション傾斜問題で国交省に報告後、記者会見で謝罪する旭化成建材の堺正光(まさてる)取締役常務執行役員(手前)と旭化成の柿沢信行執行役員=2015年10月22日、東京都千代田区霞が関(共同)【拡大】
問題のマンションで、地盤強度などのデータ改竄(かいざん)は旭化成建材の男性管理者が行っていた。473本のくいが打たれたのは2005年12月~06年2月だが、深度が足りなかった8本は2月下旬に施工されていた。
旭化成は今後、くいの状況を確認することで真相を解明する。3000件のデータについても膨大な解析作業と実地調査が必要だ。
いずれの工事も建築確認は市区町村や確認検査機関が実施していたが、虚偽データを出されればチェックは困難。国交省は三井住友建設などが建設業法に、三井不動産レジデンシャルが宅建業法に抵触する疑いがあるとみて調査している。
再発防止策として、専門家からは元データの提出義務づけや現場監視の強化などが挙げられているが、よこはま建築監理協同組合理事長で田中正人・一級建築士は「建築物の瑕疵(かし)責任は建設会社だけが問われることが多い。消費者は建設業者を選べないのだから、建設業者を選ぶ販売会社の責任をより重くする法整備があってもいい」と話す。(SANKEI EXPRESS)