中国が南シナ海に建設する人工島について公聴会で証言を行う、米太平洋軍のハリー・ハリス司令官=2015年9月19日、米国・首都ワシントン(AP)【拡大】
一方、アシュトン・カーター米国防長官(61)は1日に韓国とマレーシアを歴訪するのを皮切りに、3、4日にマレーシアで開かれるADMMプラスに出席する。中国の常万全(じょう・まんぜん)国防相(66)も出席するため、どのようなやり取りが交わされるかが焦点となる。
中谷元(なかたに・げん)防衛相(58)も会議に出席し、カーター長官とも会談する。南シナ海情勢をめぐり意見交換し、日米の連携強化を確認する見通しだ。
米国防総省高官は「国際法を尊重し、誰もが繁栄を享受するようなアジア太平洋地域を米国は望んでいる」と指摘。人工島沖への米艦航行について「大げさに言い立てるようなことはしない」と述べ、中国との対決色は控える考えを示した。
しかし中国国営通信新華社によると、中国海軍の司令官は10月29日の電話会談の際、米艦の航行に「重大な懸念」を表明。「危険な挑発行為を続ければ、緊迫する事態が発生し衝突が起きる可能性がある」として人工島沖への航行を繰り返さないように求めており、双方の隔たりは大きいままだ。(SANKEI EXPRESS)