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日米「航行の自由」で連携 中国牽制 ASEAN拡大国防相会議 「南シナ海」主要議題に (1/4ページ)

2015.11.4 08:00

11月3日、マレーシアの首都クアラルンプールで米国のアシュトン・カーター国防長官(左)と会談した中谷元(なかたに・げん)・防衛相=2015年(AP)

11月3日、マレーシアの首都クアラルンプールで米国のアシュトン・カーター国防長官(左)と会談した中谷元(なかたに・げん)・防衛相=2015年(AP)【拡大】

 3日に開幕した東南アジア諸国連合(ASEAN)拡大国防相会議でマレーシアを訪問中の中谷元(なかたに・ぎん)・防衛相(58)は3日、現地でアシュトン・カーター米国防長官(61)と会談し、中国が南シナ海で造成した人工島付近で始めた米軍艦の航行について「行動を支持する」と直接伝達した。

 ASEAN拡大国防相会議は、ASEANと日米中などの計18カ国が参加。今回の中谷氏とカーター氏の会談は会議に合わせ、「航行の自由」と「法の支配」で日米が連携した姿を示し、中国側に自制を迫った形だ。

 示威行動を支持

 日米防衛相会談は5月以来で、米軍艦が人工島周辺を航行してからは初めて。日本政府側の説明によると、会談で中谷氏とカーター氏は、南シナ海と合わせ、尖閣諸島(沖縄県石垣市)を念頭に東シナ海も含め、海洋での「力を背景とした現状変更の試みに反対する」ことで一致した。

 その上で中谷氏は、南シナ海での米軍による示威行動への支持を明確に表明し、日米の共同訓練や東南アジア諸国との協力を確認。また、協力していく個別国として、従来のオーストラリア、韓国、インドに加え、南シナ海の権益をめぐって中国と衝突するフィリピンも挙げ、これらの国と日米による3カ国の防衛協力を強化していく方針で一致した。

宣言草案に言及なし

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