11月3日、マレーシアの首都クアラルンプールで米国のアシュトン・カーター国防長官(左)と会談した中谷元(なかたに・げん)・防衛相=2015年(AP)【拡大】
一方、オランダ・ハーグの常設仲裁裁判所は、フィリピンの要求を一部認め、人工島を起点とした中国の「領海」主張について本格審理入りを決めるなど、日米が唱える海洋紛争の「法の支配」の流れは勢いを増している。
マレーシアのメディアによると、ヒシャムディン氏は5日に中国の常万全国防相と会談後、カーター米国防長官と米軍の新型輸送機オスプレイで米空母を訪問する予定で、米中双方の顔色をうかがっている様子が見てとれる。
南シナ海の領有権問題ではマレーシアも当事者であり、マレーシア軍高官は中国の人工島建設を「不当な挑発行為」として反発している。(クアラルンプール 吉村英輝/SANKEI EXPRESS)
■東南アジア諸国連合(ASEAN)拡大国防相会議 ASEAN加盟10カ国に日本、中国、韓国、米国、ロシア、インド、オーストラリア、ニュージーランドの8カ国を加えた国防相会議。地域安全保障の強化には域外国の参加が不可欠として、2010年のASEAN首脳会議で創設を決めた。海上安保、人道支援・災害救助、反テロ、軍事医学、国連平和維持活動(PKO)の5分野で協力を進める。(共同)