これに対し最大野党、民主進歩党の総統選候補者、蔡英文主席は「もうすぐ退任する総統が、個人の政治的評価のために台湾の未来を制限することは国民が絶対に許さない」と批判。党報道官も、会談は「選挙に影響を及ぼすための政治操作だ」と非難した。
毛治国行政院長(首相)らはこの日、王金平立法院長(国会議長)に会談目的などを報告。王院長は与野党の代表を集めて説明会を開いたが、民進党など野党は欠席や退席で抗議の意思を表明した。立法院の外でも、新党「時代の力」の党員や支持者らが馬総統の罷免を求めるなどした。
総統府の曽永権秘書長(官房長官)は、要請があれば会談後、馬氏が立法院を訪れて報告する意向を表明した。台湾では総統が立法院に報告を行う制度がない。馬政権としては異例の対応をすることで「民意軽視」の批判をかわす狙いがあるとみられる。(台北 田中靖人/SANKEI EXPRESS)