体育祭や文化祭など集団で参加するイベントの多い2学期は、いじめが深刻化しやすい。周囲の大人は子供の変化を見逃さず、悩みを相談しやすい環境をつくることが大切だ。
「学校に行きたくない…」。2学期が始まると18歳以下の子供から相談を受けている「チャイルドライン」の電話は鳴りやまない。2014年度の着信数で最も多かった月は9月の6万782件。10月も5万5091件と3番目の多さだ。NPO法人「チャイルドライン支援センター」の太田久美専務理事は「2学期は最も期間が長く、いじめや仲間はずれにされていることを実感しやすくなる」。学校行事が続き、子供たちがストレスを感じると、いじめが発生しやすくなる。大事なのは周囲の大人の目だ。
いじめ問題の解決を目指すNPO法人「ストップいじめ!ナビ」の須永祐慈副代表理事も「2学期はいじめが深刻化しやすい」と指摘。1学期でクラスの人間関係ができ、力関係が固定化されるのが2学期という。こうした状況が自殺につながる可能性がある。内閣府によると、18歳以下の子供が自殺した日を1972年から2013年末の42年間で365日別に集計すると、9月1日が131人と突出して多かった。