ロッテホールディングス(HD)の経営権をめぐり創業者一族が対立している問題で、創業者の重光武雄(しげみつ・たけお)名誉会長(93)の長男でロッテHD副会長を解任された重光宏之氏(61)が12日、東京都内で記者会見を開き、「解任は不当だった」などとして、ロッテHDの佃(つくだ)孝之社長(72)とロッテグループの4社に損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こしたと発表した。
宏之氏の解任後、次男で現副会長の昭夫氏(60)が主導する経営体制の下で代表権のある会長を解任され、名誉会長となった武雄氏も「取締役会の決定は無効だ」として、既に東京地裁に提訴している。
会見で宏之氏は「調査の結果、佃社長が虚偽の情報を武雄会長に報告しており、その情報に基づいて武雄会長も私の解任に同意したことが判明した。解任は不当だった」とし、「現在のロッテは“人に迷惑をかけず、お客さまから愛されるロッテ”という本来の姿からほど遠く、是正しなければならないと考えた」と提訴の経緯を説明した。