≪不可解な会見 「なぜ損賠?」に回答なし≫
経営権をめぐる争いで副会長を解任された重光宏之氏は12日の記者会見で、「ロッテをお客さまに愛される本来の姿に取り戻さなければならない。そのためには私が再び経営に携わることが必要だ」と訴えた。ただ、訴訟は退職金などの支払いを求めるもので、佃孝之社長の解任を求めたり自身の地位確認を求めたりするものではなかった。被告も宏之氏と経営権を争った弟、昭夫氏ではなく佃孝之社長で、不可解さが残った。
重光氏はこの日、「現経営陣では本来の“愛されるロッテ”を実現できない」と繰り返し強調。また、従業員に対しても「現経営陣から出される情報をうのみにせず、真実を知ってほしい」などと訴えた。
しかし質疑応答時に、記者から「なぜ地位確認請求などではなく、損害賠償請求なのか」「なぜ請求額を明らかにしないのか」などと質問されると、宏之氏も代理人の弁護士も明確な回答はせず、「ロッテをあるべき姿に戻すことが第一と考えている」などとかみ合わない答えを繰り返した。記者からは「解答になっていない」「会見の意味がない」などと意見が出たが、会見は1時間弱で打ち切られた。(SANKEI EXPRESS)