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【RE-DESIGN ニッポン】伝統の西陣絣から新たな文化発信 (2/3ページ)

2015.11.20 15:00

東京のブランド「ACE_CREATION」が西陣絣に新たな息吹をもたらした作品の数々(ACE_CREATIONのHPから転載、提供写真)

東京のブランド「ACE_CREATION」が西陣絣に新たな息吹をもたらした作品の数々(ACE_CREATIONのHPから転載、提供写真)【拡大】

  • 西陣絣の製作作業をする葛西郁子さん(いとへんuniverse提供)
  • 「いとへんuniverse」が製作に取り組む新たな絣生地(いとへんuniverse提供)
  • いとへんuniverseのメンバー(いとへんuniverse提供)
  • 若手の絣(がすり)職人、葛西郁子さん(後ろは自身の工房「葛西絣加工所」)=2015年8月20日、京都市中京区(北林功さん提供)

 時代に合わせて

 とはいえ、西陣絣には長い歴史がある。培ってきた繊細な絣模様を生み出す技術や素材は、今も世界で誇れる伝統技術だ。私自身、自社で職人さんたちと一緒に西陣絣の素材を製作したことがある。これを国内外で新たに紹介したところ、大きな反響があった。さらに、今秋開催された「Mercedes-Benz Fashion Week Tokyo」では、デザイナーが美しい洋服に仕立て、ランウェイデビューを果たした。西陣絣は、着実に新たな広がりをみせている。

 そして、産地では、10年後には1人になってしまうかもしれない若手の絣職人、葛西郁子さんが中心となり、織師やライター、染色作家らが集まりグループを結成した。それが「いとへんuniverse」(URL itohen-univers.com)である。

 葛西さんは、青森出身。芸術大学の講師をしていたが、職人の道を志し、京都府の「若手職人育成事業」に応募して、西陣絣職人として独立し、「葛西絣加工所」を切り盛りする異色の経歴の持ち主だ。

 グループは、西陣絣の技術と素材をさまざまなシーンで使ってもらい、次代に伝統技能を継承することを目指している。そして彼らは、現代に受け入れられるオリジナル西陣絣の製造や製品情報などの発信拠点として、独自の「工房設立」にも取り組んでいる。

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