受け継がれてきた「伝統」に、他の地域や異分野の人たちが、時代に合わせたエッセンスを加え、新たな文化を作っていく。この発想と挑戦は、古くから京都で繰り返されてきた物作りの姿だ。今、模索が続いている西陣絣のこの取り組みも、文化を守り、発展させる“挑戦”といえる。これが、京都の物作りの歴史に、新たな1ページを加えることだろう。(「COS KYOTO」代表 北林功/SANKEI EXPRESS)
■きたばやし・いさお 1979年、奈良県生まれ。日本各地の風土で培われた多様な素材や技術、人を組み合わせて、グローバルかつ持続的な「文化ビジネス」として成立するようコーディネートする「COS KYOTO」代表・コーディネーター。2016年2月に初開催される「Design Week Kyoto」実行委員会事務局も務める。西陣絣の生地サンプルは、COS KYOTOショールーム(京都市北区紫野上柏野町10の1)で展示中。URLは、cos-kyoto.com