11月20日、米サウスカロライナ州で熱弁を振るうドナルド・トランプ氏。共和党の大統領候補指名争いでトップを走るが、「データベース発言」で潮目が変わるのか注目される=2015年(ロイター)【拡大】
共和党重鎮に警戒感
一連のトランプ氏の問題発言に対して、共和党の候補指名争いで本命視されながら、低迷を続けているジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(62)は20日、CNBCテレビのニュース番組に出演し、「モスクを閉鎖するとか、イスラム教徒を登録するとか言っているが、全くの間違いだ。人々の不安を操作しようとするものであり、強さではなく、弱さの表れだ」などと批判した。
共和党内の保守本流を自負するグループが恐れているのは、いつかは支持率が下がると見られながら、いまだにほとんどの世論調査で候補者指名レースでトップを譲らないトランプ氏が、まさかの共和党大統領候補になってしまうことだ。この場合、中道・無党派層の支持は得られず、ヒラリー・クリントン前国務長官(68)が最有力視されている民主党候補との本選では勝ち目がないからだ。
共和党の重鎮たちは今回の発言をトランプ潰しのチャンスととらえている。米紙ウォールストリート・ジャーナルは20日、「共和党の“工作員”がトランプ氏の立候補を『挫折、破壊させる』ため、秘密の資金提供者から支援を受ける『ゲリラ作戦』を計画、着手した」と報じた。(SANKEI EXPRESS)