鶴岡八幡宮の境内にある鎌倉国宝館は1928(昭和3)年、地元の人たちから多額の寄付を受け、当時の鎌倉町立の博物館として開館した。その5年前の関東大震災で鎌倉の社寺も大きな被害を受けている。
「こうした不時の災害から由緒ある文化遺産を保護し、あわせて鎌倉を訪れる人々がこれらの文化財を容易に見学できるよう一堂に展示する施設」として企画され、その基本方針は現在も受け継がれている。
国宝館ではいま、『鎌倉震災史 歴史地震と大正関東大地震』という特別展が開催されている=写真。
会場で購入した図録によると、関東大震災では当時の鎌倉町全4183戸中、全壊1455戸、半壊1549戸、埋没8戸、津波による流失113戸、地震直後の火災による全焼443戸。大変な被害である。