衆院選の「一票の格差」訴訟の上告審判決のため、最高裁に向かう原告側の升永英俊(ますなが・ひでとし)弁護士(手前右から3人目)ら=2015年11月25日午後(共同)【拡大】
今回の判決も甘口だ。「0増5減」の実現や改革に向けた議論など、11年3月の判決以降の格差是正に向けた国会の取り組みを「これまでの最高裁判決に沿っている」と評価。「格差縮小を可能にする改正案の検討と集約を早急に進めるべきだ」との指摘にも、違憲判決という伝家の宝刀をちらつかせる強硬さは感じられない。
衆院では現在、有識者調査会が選挙改革に向けた話し合いを進めている。新たな議席配分方法として人口比がより反映される「アダムズ方式」の導入も検討するなど議論が続いており、判決後にあらためて各党から定数削減などに関し意見聴取する方針だ。