靖国神社(東京都千代田区)の公衆トイレで爆発音がした事件で、事件直前に羽田空港から入国した韓国人の男が関与した疑いがあることが捜査関係者への取材で分かった。警視庁公安部は男が宿泊していた千代田区内のホテルを家宅捜索したが、男は既に韓国に出国していた。公安部は計画的な犯行だったとみて、男の足取りを調べるとともに、韓国捜査当局との連携についても検討する。
捜査関係者によると、爆発音とほぼ同時刻、現場周辺の防犯カメラに袋を持った不審な男が写っていた。その後、公安部が神社外部の防犯カメラの映像を分析した結果、徒歩で千代田区内のホテルに移動していたことが判明。情報を基にホテルを家宅捜索したが、男は立ち去った後だった。出入国記録などを調べた結果、その日のうちに韓国に渡航していたという。
男は11月中旬から下旬ごろ、羽田空港を経て日本に入国していた。
事件は11月23日午前10時ごろ発生。神社南門近くの公衆トイレの個室で爆発音があった。個室の天井には約30センチ四方の穴が開き、固形物が詰められたパイプやデジタル式タイマーが見つかった。遺留品の乾電池にはハングルでの注意書きがあったことが判明した。