ジルマ・ルセフ大統領に対する弾劾請求を承認したことを発表するブラジル下院のエドゥアルド・クニャ議長(前列中央)=2015年12月3日、ブラジル・首都ブラジリア(AP)【拡大】
≪経済停滞 「有望な投資先」9位に後退≫
国際協力銀行(JBIC)が3日発表した2015年度の海外直接投資アンケートでは、今後3年程度でみた有望な投資先としてインドが2年連続で首位になる一方、経済の停滞が顕著なブラジルは大幅に得票を落として、前年の7位から9位へと後退した。調査は国内の製造企業を対象に15年7~9月にかけて実施し、607社が回答した。
有望な展開先を複数回答で尋ねたところ、インドの得票率が40.4%で最多。2位にインドネシアと中国が38.8%で並んだ。成長性のほか、現在の市場の大きさや安価な労働力を理由に挙げる企業が多かった。
一方、資源や原油価格の下落で景気低迷が続くブラジルは、有望な投資先として挙げた企業が前年の83社から48社に激減。得票率も5.5ポイント減の11.1%に下落した。ブラジルは業種別の収益満足度(実績評価)でも、自動車が前回の2.00から1.25に大幅に低下したほか、電機・電子や化学でも低くなった。長引く経済停滞の影響が出てきていると考えられる。(SANKEI EXPRESS)