8月12日、オリオールズ戦で日本人投手として2人目となるノーヒットノーランを達成した時の岩隈(いわくま)久志。ドジャーズでも活躍が期待される=2015年、米ワシントン州シアトル(USA_TODAY・ロイター=共同)【拡大】
ドジャースはカーショー、柳賢振、アンダーソン、ウッドと先発投手には左腕が多く、今季19勝を挙げたグリンキーの移籍により、右腕の先発投手の補強が喫緊の課題になっていた。
岩隈にとっては初めてのナ・リーグ所属の球団との契約となるが、「本拠地のドジャースタジアムは大リーグでも投手有利なスタジアムの一つ」(福島氏)である点もメリットになる。また、野茂(のも)英雄を筆頭に、石井一久、黒田博樹(現広島)など過去にも日本人投手が多く在籍。大都市のロサンゼルスでは日本人のコミュニティーも確立されており、環境面でも申し分ない。
「ナ・リーグは機動力を重視した攻撃を仕掛けてくるので、そのあたりの対応力も問われる」と福島氏。新天地のドジャースでも安定感のある先発投手としての働きが求められる。(SANKEI EXPRESS)