フリーの演技を終え、がっくりと得点発表を待つ浅田真央(まお)=2015年12月12日、スペイン・カタルーニャ自治州バルセロナ(共同)【拡大】
GPファイナルでは出場7度目(過去4度優勝、2度2位)で初めて表彰台を逃した浅田真央(まお、中京大)は生気を失い、目には涙が浮かんだ。SP3位から最下位に沈み、「何かが違うんですかね。全部失敗したくない、やらなきゃ、やらなきゃという気持ちが強過ぎるのかもしれない。なかなか難しい」と演技を振り返る声は震えていた。
「特に調子は悪くなかった」という。直前の6分間練習でもトリプルアクセルを鮮やかに決めていた。だが演技が始まると違った。「蝶々夫人」の幕開けを飾るはずの大技は着氷が乱れ、予定した2連続3回転は最初のフリップが2回転となって単発に。踏み切り違反の克服に努めてきた3回転ルッツは乗り切ったが、後半もジャンプのミスが重なった。
最高難度の構成に挑んできたが「結構負担になるジャンプがあるので、それが全体的な不安要素になっているのかな」と漏らす。ジャンプの構成を変更するか問われると「それも考えないといけない」と力なく答えた。1年間の休養を経て10月に実戦復帰してから4戦目で、小林強化部長は「連戦で蓄積されていた疲れが出たんだと思う」との見方を示した。(共同/SANKEI EXPRESS)