名古屋大　「男女平等」トップ１０入り　学内に学童保育…子育て支援、女性職員２０％目指す (1/4ページ)

　女性の権利拡大を目指す国連組織「ＵＮウィメン」が男女平等に取り組む世界の１０大学を選出、英オックスフォード大や米ジョージタウン大などの名門校と並び、日本から唯一、名古屋大（名古屋市千種区、松尾清一（せいいち）学長）が入り、話題を呼んでいる。

　女性の地位向上へ男性の理解と協力を促す「Ｈｅ　Ｆｏｒ　Ｓｈｅ（彼女のための彼）」キャンペーンの一環で、直接選出の対象となったのは各大学の学長ら（いずれも男性）だが、評価対象は、女性の地位向上に向けた各大学の取り組みだ。

　ＵＮウィメンは１０大学を「ロールモデル（手本）」として、世界各地にある大学のキャンパスでの平等な環境整備はもとより、将来の社会を担う男子学生の意識向上を狙う。

　名古屋大は松尾学長の下で、２０１８年までにキャンパスに男女平等推進の拠点を作り、２０年までに女性教員の割合を２割に引き上げる公約を掲げたのが評価された。

「男女平等は自由で活気ある学風作りには不可欠だ」