総合2連覇を果たし、胴上げされる青学大の原晋(はら・すすむ)監督=2016年1月3日、東京都千代田区大手町(代表撮影)【拡大】
「狙って勝てた」
2連覇のゴールテープを切った渡辺利典選手が、歓喜を抑えきれぬようにスピードを上げながらチームメートの輪に飛び込んだ。主将の神野大地(かみの・だいち)選手が全部員の思いを代弁する。
「昨年は終わってみたら勝っていた。今年はチーム全員で狙って勝てた。昨年以上の喜びがある」
新チーム最初のミーティングで原晋監督は言ったという。「初優勝は監督の主導。私が注目されるのは仕方ない。今度はお前たちがヒーローになる番だ」
シーズン前半、その原監督は講演やスカウト活動などで部を空けることが多かった。当初、不安に感じていた部員たちも、そのうち「やるしかない」と4年生を中心に主体的に動き出した。朝練習のペースを徐々に上げ、「いろんな所に目を配れる人間になれるように」と寮の掃除も細かくするよう変えた。