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奈良工芸の息吹 アップデート 「遊 中川」本店 (2/4ページ)

2016.1.7 14:00

猿と桃がモチーフデザインされた2016年アニュアリー。がま口(3000円)など=2015年12月22日、奈良県奈良市(彦野公太朗撮影)

猿と桃がモチーフデザインされた2016年アニュアリー。がま口(3000円)など=2015年12月22日、奈良県奈良市(彦野公太朗撮影)【拡大】

  • 発色が鮮やかな無地のオリジナルテキスタイル(1メートル5200円)=2015年12月22日、奈良県奈良市(彦野公太朗撮影)
  • 量り売りの麻素材のテキスタイルは手織り。鹿や鈴など柄物も(1メートル6500円)=2015年12月22日、奈良県奈良市(彦野公太朗撮影)
  • 長崎県波佐見焼の馬場商店、蕎麦猪口大事典。三本線(1300円)=2015年12月22日、奈良県奈良市(彦野公太朗撮影)
  • 母から娘へと受け継がれた文様「アイヌシリキ」をパイルジャガード製法を使用したオリジナルテキスタイルから作られたバッグ(小1万2000円から)=2015年12月22日、奈良県奈良市(彦野公太朗撮影)
  • 奈良らしく鹿がモチーフのロゴ=2015年12月22日、奈良県奈良市(彦野公太朗撮影)
  • アイヌ民族から発想を得たオリジナルテキスタイルから作られた洋服。手前のルウンペのワンピース(2万3000円)、スヌード(7500円)など=2015年12月22日、奈良県奈良市(彦野公太朗撮影)
  • 奈良ふきんなど生活雑貨やバッグなどの服飾雑貨が並ぶ店内=2015年12月22日、奈良県奈良市(彦野公太朗撮影)
  • 麻布と革が使用され鹿の刺繍が小さく施されたバッグ「鹿の家族」(1万2500円)=2015年12月22日、奈良県奈良市(彦野公太朗撮影)

 奈良の特産だった蚊帳生地を重ねて作った「花ふきん」は淡く優しい色味が持ち味。吸湿速乾性に優れ、使い込むほどにふんわり優しい風合いが。繊維が残りにくいこともあり、ガラス磨きにも適しているという。

 正倉院の宝物からモチーフ

 また、本店のみのサービスである麻布の量り売りも見逃せない。無地のものは絵の具のような鮮やかな発色が目を楽しませ、花喰鳥(はなくいどり)や麻の葉をモチーフにした柄ものは涼やかな雰囲気。店内で売っている雑貨とおそろいの小物を作りたい、という人にも人気という。

 「花喰鳥は正倉院収蔵の宝物の図柄で、麻の葉は成長が早いことから、すくすくと育つようにと赤ちゃんの産着の柄として尊ばれていました。古くから伝わる柄や素材を説明して見識を広め興味を持ってもらうことが日本の工芸を守るきっかけになるはず」と長野さんはいう。

 お店を訪れる人の多くは観光客だが、商品の背景にある歴史や物語を求める意識の高い50~60代の女性がほとんどというのもうなずける。

作り手と買い手の距離縮め

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