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【佐藤優の地球を斬る】「水爆実験」で懸念される韓国の核武装論 (2/3ページ)

2016.1.10 14:00

北朝鮮の4回目の核実験に抗議する集会で金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の人形を燃やす韓国保守団体のメンバーら=2016年1月7日、韓国・首都ソウル(共同)

北朝鮮の4回目の核実験に抗議する集会で金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の人形を燃やす韓国保守団体のメンバーら=2016年1月7日、韓国・首都ソウル(共同)【拡大】

  • 作家、元外務省主任分析官の佐藤優(まさる)さん=2014年3月20日、東京都新宿区(大里直也撮影)

 北朝鮮は、過去の3度の核実験を通じて原爆を複数保有しているが、弾道ミサイル搭載可能な核爆弾の小型化はできていないと見られている。去年12月10日に、北朝鮮の金正恩国防委員会第1書記は、兵器工場の視察した際に、「国家の主権と尊厳を守るため、原爆と水爆を自力で爆発させられる強大な核保有国」になったと発言した。

 今回の水爆実験については、この発言に客観的裏付けがあったことを示すという内政上の要因が大きいと思う。金正恩第一書記の発言は、絶対に正しいということを北朝鮮国民に説得するために、水爆実験の成功という物語が不可欠になったのだ。8日の金正恩第一書記が33歳になる誕生日を前に、国際社会からの非難や制裁と核実験を強行することによる国内的な権力基盤の強化を比較考量した上で、核実験をした方がプラスになるという判断を北朝鮮指導部はしたのであろう。

 与党幹部「持つ時が来た」

 筆者が懸念するのは、北朝鮮の水爆実験成功というプロパガンダに反応して、韓国で核武装論が出てくることだ。

セヌリ党の元裕哲院内代表「我々も自衛レベルの平和的な核を持つ時が来た」

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