ジョン・レノンのファンだという城田優(しろた・ゆう)さん=2015年12月24日、東京都墨田区(荻窪佳撮影)【拡大】
昨年末に30歳となった。10代から15年以上、エンターテインメント業界で仕事をしてきただけに感慨は深い。NHKの大河ドラマや朝の連続テレビ小説、主演級のドラマや映画に舞台と、近年の活躍は目覚ましい。「10代で『君では無理』と言われて悔しい思いをした仕事の数々を経験でき、エンタメ業界の土台も見えてきた」と今年は初の演出に挑戦する。1966年に米ブロードウェー初演のミュージカル「アップル・ツリー」でアダムとイブが軸の愛の物語。シンプルで普遍的。大好きなジョン・レノンが掲げていた「ラブ&ピース」に重なる点にもひかれた。5月から公演が始まり、その後は大ヒットミュージカル「エリザベート」で3度目のトート役が控える。
日本の演劇、底上げを
母がスペイン人で英語とスペイン語に堪能。「ハリウッド映画には出てみたい」が、ブロードウェーの舞台を踏むことに関心はなく、将来は作品の作り手に回る希望を持つ。これまでもショートフィルムの監督や、脚本の素案を作るなどの経験がある。学校で技法を勉強したわけではなく、OJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング=仕事が勉強)がベースの「我流というか邪道だけど」と笑う。