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素のまま表現する寺山修司の世界 映画「書を捨てよ町へ出よう」 村上虹郎さんインタビュー (1/3ページ)

2015.12.14 15:00

舞台「書を捨てよ町へ出よう」の出演者たちと。右端が村上虹郎(にじろう)さん。衣装はミナ_ペルホネン(Art_Direction:名久井直子さん、江森康之さん撮影、提供写真)

舞台「書を捨てよ町へ出よう」の出演者たちと。右端が村上虹郎(にじろう)さん。衣装はミナ_ペルホネン(Art_Direction:名久井直子さん、江森康之さん撮影、提供写真)【拡大】

  • 舞台俳優、村上虹郎(にじろう)さん=2014年10月1日(提供写真)

 作家、寺山修司の映画「書を捨てよ町へ出よう」を新進気鋭の劇作家、藤田貴大(たかひろ、30)が舞台化、村上虹郎(にじろう、18)が主演する。村上は河瀬直美監督の映画「2つ目の窓」で昨年デビュー、みずみずしくも屈折した10代を表現する魅力を持つ。今回が初舞台。寺山本人を投影した役柄を「思想を引き継ぎ、僕本人として演じていく」と話す。

 過去の共感、現代へ

 原作は寺山が1967年に発表した評論集で、71年に自ら手がけた映画が公開された。今回は映画版をベースに、東京に住む青年の鬱屈した日々を、実験的な映像を交えて描く。上演台本と演出が藤田、主宰する劇団・マームとジプシーのメンバーが参加。芸人・作家の又吉直樹、歌人の穂村弘が映像出演する。

 舞台では公開当時、多くの若者たちの共感を得た世界観を、現代に翻訳する仕掛けを展開する。その一つが衣装に起用した人気ブランド「ミナ ペルホネン」だ。普段は他人とかぶらないよう、古着をよく買うという村上が、「丁寧に作られた、一つ一つに名前とストーリーがある一点物のような服ばかり」と惚れ込んだ、不思議な魅力を舞台で放つ。

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