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身元不明、自治体46%のみHP公開 個人情報が壁 認知症など本人合意困難 (3/5ページ)

2016.1.12 08:30

認知症などで身元不明のまま保護された人の情報が掲載された静岡県のホームページ=2016年1月11日(共同)

認知症などで身元不明のまま保護された人の情報が掲載された静岡県のホームページ=2016年1月11日(共同)【拡大】

 少しでも手掛かりに

 「茨城県のサイトに載っている。おじいさんに間違いない」。クリスマスが近づいた昨年の12月下旬、70代男性を捜していた家族のもとに、知人から連絡が入った。

 男性は認知症で、数日前の深夜、県内の路上を1人で歩いていた。いてつく寒さの中、上着を羽織らずサンダル姿で、通行人が声を掛けて保護。警察から連絡を受けた県は、その日のうちにHPに掲載した。年齢、性別、写真…。少しでも手掛かりになるように、方言やほくろの位置、手術痕の情報も明かした。

 家族からの問い合わせで男性の身元が判明。約50キロ離れた県外在住で、電車や徒歩で来た可能性があるという。家族は「無事でよかった」と喜んだ。「こんなに早く見つかるとは思わなかった。県境を越えて情報提供ができるインターネットの強みを実感した」。県の担当者は声を弾ませる。

 個人情報保護法は、本人の同意を得るのが難しくても「生命、身体、または財産を保護する必要がある場合」は情報公開できるとしている。ただ個人情報に関する各自治体の条例に、こうした例外規定があるかどうかはまちまちだ。

静岡県は独自対応

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