安美錦(あみにしき)が押し出しで鶴竜(かくりゅう)を破る=2016年1月12日、東京都墨田区の両国国技館(共同)【拡大】
大相撲初場所3日目は12日、両国国技館で行われ、横綱鶴竜(かくりゅう)が平幕の安美錦(あみにしき)に押し出されて土が付いた。安美錦は8個目の金星獲得。37歳3カ月での金星は昭和以降5番目の年長記録。
横綱白鵬は松鳳山(しょうほうざん)を力強く寄り切り3連勝。横綱日馬富士(はるまふじ)は碧山(あおいやま)を寄り切って連敗を免れた。大関陣は琴奨菊(ことしょうぎく)が新関脇嘉風(よしかぜ)を寄り切り、3連勝とした。横綱、大関陣の勝ちっ放しは白鵬と琴奨菊の2人。
やはりこの男は上位との対戦でこそ真価を発揮する。初日に稀勢の里(きせのさと)を倒した安美錦が今度は鶴竜を撃破。現役最年長関取の37歳は「今日が最後の結びかもしれないと思って取った」。貴乃花、武蔵丸、朝青龍(あさしょうりゅう)、白鵬、そして鶴竜。これで対戦経験のある全ての横綱から金星をつかんだ。「結婚してから金星を取ってなかった。嫁さんは飯とか送り迎えとか、一生懸命やってくれている。横綱に勝つところを見せたかった」。7年ぶり8個目の金星に、ベテランらしく粋なコメントが光る。