しかし、2作目の前作『フィール・グッド』は、攻撃的なサウンドは影を潜め、より穏やかでシンプルな音作りを披露。大胆なモデルチェンジを敢行するとともに、オリジナリティーを確立させた。アルバムに先行してリリースしたシングル「ドンチャ」のミュージックビデオには、あのファレル・ウィリアムスが参加する「ネプチューンズ」のチャド・ヒューゴも出演。大物とのコラボにより、ジ・インターネットは一気に認知度をアップさせた。さらに、モノクロ映像でメンバーの個性を強調。モヒカン刈りでスタイリッシュなボーカル、シドの存在感もきらりと光り、さらに多くのファンを獲得した。
昨年発売された3枚目のアルバム『エゴ・デス』では、さらに音数減らしに挑んだ。そのうえ、グラミー賞に6度ノミネートされたボーカリスト、ジャネール・モネイや、これまで直接関わってこなかった所属先の中心人物、タイラー・ザ・クリエイターも参画したことで、大きな話題となった。日本でも、アルバムがリリースされ、R&Bやヒップホップのファンに加え、ソウルやジャズなどのリスナーからも注目されるようになった。