習近平国家主席が登場し、陽気なポップ音楽に乗って「第13次5カ年計画」を紹介する動画をネット上でみる上海の若者=2016年1月12日、中国・上海市(河崎真澄撮影)【拡大】
さらに、中国主導型の国際金融機関、アジアインフラ投資銀行(AIIB)創設、国際通貨基金(IMF)による人民元の特別引き出し権(SDR)構成通貨への追加、中国から欧州へと陸路と海路でインフラ建設を進める「新シルクロード(一帯一路)」構想までPRした。
ポップな「十三五之歌」を制作したのは復興路上工作室という正体不明の組織ながら、動画は共産党機関紙、人民日報のサイトなどで紹介された。組織の素性はおのずと想像がつく。
動画の冒頭でニッコリほほ笑む習氏が手を挙げて登場。そして、「中国が何をしようとしているか知りたければ、シーサンウーに注目だ」と繰り返す。
シーサンウーは「十三五」の中国語の発音で、3分3秒の動画に呪文のごとく24回も連呼される。ただ、「第13次5カ年計画」の具体的な経済政策や数値目標には何も触れられない。
その上、最後は「すぐに次の計画の準備に入るよ。そう『シースーウー(2021年からの第14次5カ年計画)』だ」と締めくくられ、結局、何を訴えたかったのか、読み取れない。