習近平国家主席が登場し、陽気なポップ音楽に乗って「第13次5カ年計画」を紹介する動画をネット上でみる上海の若者=2016年1月12日、中国・上海市(河崎真澄撮影)【拡大】
留学生が「ホメ殺し」も
軽快な音楽を使うシリーズ以外に、中国在住の欧米やインドネシア、韓国、日本などからの外国人留学生に、習氏の印象を聞く3分30秒の動画もある。
人民日報の制作で、留学生は口々に習氏を褒めちぎり、最後には「習大大(習おじさん)頑張れ!」と呼び掛ける何とも奇妙な動画。「フー・イズ・シーダーダー?(習大大って誰なの?)」というタイトルだ。
英語や中国語のほか母国語も交え、「習大大はいつも笑顔を浮かべている」「理想の国家主席ね」「親しみやすい紳士だしすごくカッコいい」という。
米国人の男子留学生は、「米国と中国は今後、1万年も仲良くできる」と笑顔で話した。どこまでが留学生の本音で、どこからがプロパガンダなのか、線引きは今一つ見えない。
西側のさまざまな国の若者らが習氏を信奉している、とのストーリーを中国の同世代に植え付けたい共産党の思惑は分かるが、逆に“ホメ殺し”にならないか、人ごとながら心配だ。