亡くなった小室結(ゆい)さんの告別式の会場に入る同級生や友人ら=2016年1月17日午後、神奈川県川崎市宮前区(鈴木健児撮影)【拡大】
小室さんの告別式が営まれた川崎市のホールには多くの友人らが参列し、「早すぎる」「安らかに」と、小室さんとの別れを惜しんだ。
式では友人の女性が「米国へ卒業旅行に行くはずだったのに。いつまでも親友でいてほしい」と弔辞を読んだ。「短い時間だったが充実した人生だった」という両親のメッセージもあったという。式中、すすり泣きやおえつが途絶えることはなかった。
娘が留学先のロンドンで一緒だったという50代の女性は報道陣に「明るくて思いやりのある子だった。『仲良くしてくれてありがとう』と声を掛けてきた」と泣きはらした目で話した。
「人との結びつきを大切にする人生を」。両親がその名に込めた願いを表すように、ホールの入り口近くには友人たちとの写真がたくさん飾られた。式が終わってもその場を離れず、名残を惜しむように写真を見つめ続ける参列者もいた。(SANKEI EXPRESS)