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工業化で進展 工芸100年の歩み 「未来へつづく美生活展」 (3/3ページ)

2016.1.18 15:30

吉岡堅二《椅子による女》1931年(提供写真)

吉岡堅二《椅子による女》1931年(提供写真)【拡大】

  • (左)前大峰《沈金蝶散模様色紙箱》(蓋表)1959年。(右)ミナ_ペルホネン《sky_flower》2012年(提供写真)
  • 佐藤潤四郎《鍛鉄硝子吹込花瓶》1940年(提供写真)

 しかし、この時期の日本における工芸の前衛運動について、北村仁美主任研究員は「バウハウスやアールデコそのものに従うというより、日本の作家がどう理解して表現するか、という独自の方向に向かった。工芸というものを『芸術』として確立したい時期に当たっていたためで、量産には直接、結びつかなかった」と指摘する。

 展示品は約140点で、そのうち約30点がこの時期の作品だ。このほか、前大峰(1890~1977年)の「沈金蝶散模様色紙箱」(59年)とミナ・ペルホネンのテキスタイル「sky flower」(2012年)など、共通性のあるデザインや色調の作品を並べたコラボレーションもあり、100年近い工芸の歩みを、楽しみながらたどれる趣向が凝らされている。(原圭介/SANKEI EXPRESS

 【ガイド】

 ■「1920~2010年代 所蔵工芸品に見る 未来へつづく美生活展」 2月21日まで、東京国立近代美術館工芸館(東京都千代田区北の丸公園1の1)。月曜休館。一般210円。(電)03・5777・8600。

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