長野県軽井沢町の国道バイパスから大型バスが転落し、スキー客ら14人が死亡した事故で、事故直前に接触してできたとみられる左側ガードレールの傷の手前に、タイヤ痕が残っていたことが18日、県警捜査関係者への取材で分かった。スピードが出すぎるなどして荷重がかかり、タイヤ痕が残った可能性がある。
県警はガードレールへの接触前から大型バスの走行に異変が起きていた疑いがあるとみて、タイヤ痕がバスのものか特定を急ぐ一方、19日午前から長野県上田市の自動車工場で事故車両を検証し、事故状況の解明を進める。
捜査関係者や現地での取材によると、タイヤ痕は、現場から約100メートル手前の下りの右カーブで確認された。長さ約8メートルで左側タイヤのものとみられ、走行車線から路側帯に入って傷が付いたガードレールの方向に延びていた。
ガードレールの傷は路面と平行のこすったような跡で、長さは5メートル程度。周辺の縁石にも車体がぶつかったような跡が複数見つかった。一方、事故現場の左カーブにはバスの右タイヤによるものとみられるタイヤ痕1本が弧を描くようにはっきりと残り、転落地点まで続いていた。県警は、土屋広運転手(65)=死亡=がスピードを落とさずにカーブに突入したか急ハンドルを切り、バランスを崩した疑いがあるとみている。