誰もが人も羨(うらや)むイケメンや美人になれるわけではない。恋だの愛だのときれいごとを言っても、結局は外見に始まり外見に終わるものなんだ-と、捨て鉢になった苦い経験をもつ若者も少なくはないだろう。韓国の人気女優、ハン・ヒョジュ(28)がヒロインを務めたラブストーリー「ビューティー・インサイド」(ペク監督)は、そんな若者たちへの応援歌といってもいい。初めは外見にばかり気を取られがちでも、引かれ合う男女が胸に抱く関心の矛先は、時間の経過とともに、少しずつ内面へとシフトしていくものなのだと、本作は優しい語り口で教えてくれる。
「毎朝眠りから覚めると外見が別人に変わってしまう男性が主人公なんです。初めて脚本を読んだときは、『すてきな俳優さんたちにたくさん会えるからうれしいな』と単純に考えていましたが、撮影に入るとそれが大間違いであることを認識させられました。作中、私が演じるイスという女性が主人公の外見の変化に対して見せる、混乱、なじめない様子、対応のぎこちなさといった感情を、私はきめ細やかに表現する必要があったからです。大変な時期もありましたが、楽しく実り多き体験となりました」。ヒョジュはSANKEI EXPRESSの取材に応じ、この風変わりなラブストーリー独特の味わいとともに、自身の演技の見どころを紹介してくれた。