2015年9月9日、新モデルのスマートフォン、アイフォーン6Sシリーズを発表するアップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)。しかし、直後の10~12月期のアイフォーン販売台数は大きく減速した=米カリフォルニア州サンフランシスコ(AP)【拡大】
世界で最も高く評価されている企業として急成長を続けてきた米アップルの勢いに陰りが出ている。1月26日に発表した2015年10~12月期決算は8四半期連続の増益を確保したものの、売上高の伸び率は10四半期ぶりの低水準。稼ぎ頭のスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の販売台数は07年の販売開始以来、最低の伸び率となっている。背景にあるのは中国市場の減速や競合の激化や昨年9月に発売したアイフォーン6sシリーズが急成長を維持するだけの評価を得られなかったこと。アップルは中国市場への強気を捨てていないが、業績が転機を迎える可能性もある。
1~3月期減収見通し
「今月に入って中国圏で軟調の兆しが出てきている」。アップルのティム・クック最高経営責任者(C0001E0001O、55)は1月26日の電話会見で、勢いを失った業績の背景に中国経済の減速があることを認めた。