サイトマップ RSS

グアテマラの人々が抱える問題とは 映画「火の山のマリア」 ハイロ・ブスタマンテ監督インタビュー (1/4ページ)

2016.2.5 11:00

「たくさんの社会批判が盛り込まれています」と語るハイロ・ブスタマンテ監督=2015年10月8日、東京都渋谷区(高橋天地撮影)

「たくさんの社会批判が盛り込まれています」と語るハイロ・ブスタマンテ監督=2015年10月8日、東京都渋谷区(高橋天地撮影)【拡大】

  • 映画「火の山のマリア」(ハイロ・ブスタマンテ監督)。2月6日公開(エスパース・サロウ提供)。(C)LA_CASA_DE_PRODUCCION_y_TU_VAS_VOIR-2015

 社会派ヒューマンドラマ「火の山のマリア」は、日本初の劇場公開となるグアテマラ映画だ。日本人にとってはあまり情報がないグアテマラの今がリアルに感じ取れる、極めてユニークで意義深い作品である一方、テーマそのものを口にしただけで即ネタバレとなってしまうという難点もあり、なかなか記者泣かせの代物である本作。“プロモーション”で来日したグアテマラのハイロ・ブスタマンテ監督(38)は申し訳なさそうな表情を浮かべ、読者にこう伝えてほしいと要望した。

 「小さな子供を持つマヤ系先住民(マヤ人)の母親の身に実際に起きた事件を取材し、脚本を執筆しました。昔からグアテマラの人々が頭を抱えている身近な問題です。執筆にあたっては、主人公としたマヤ人の少女が『完全なる被害者』であるということを常にイメージしながら、物語を構築していきました」。映画のテーマ選びではいつも、観賞した後、深く考えざるを得ない状況に追い込まれるような硬派なものに食指が動くというブスタマンテ監督。本作では、自身も幼少期を過ごした古代マヤ文明の地を舞台に選び、意表を突くストーリー展開と、鋭い社会批判を行間にさりげなく織り交ぜる得意の語り口で臨んだ。

芯の強さ感じた逸材、コロイ

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ