米下院監視・政府改革委員会の公聴会に臨む医薬品企業チューリングの前最高経営責任者(CEO)、マーティン・シュクレリ氏(中央)。強欲むき出しの不遜な態度は、さらに国民の怒りを買った=2016年2月4日、米国・首都ワシントン(ロイター)【拡大】
米メディアによると、ここ数年の医薬品価格の上昇ペースは、特許切れになった医薬品を安価に生産するジェネリック医薬品(後発薬)の参入で比較的緩やかだった。しかし今後は大型医薬品の特許切れが少なくなるため、価格上昇ペースが上がる可能性があるという。
大統領選で民主党からの候補者指名を争うバーニー・サンダース上院議員(74)はかねてから医薬品業界を攻撃。4日も公聴会終了後にすかさずツイッターに「シュクレリのような医薬品業界の経営者たちのあからさまな不当利益行為に米国民は飽き飽きしている」と投稿して、医薬品業界と戦う姿勢を有権者にアピールした。
ヒラリー・クリントン前国務長官(68)もすでにシュクレリ氏を批判しており、米国民に広がる医薬品業界への不信感を利用したい考えだ。(ワシントン支局 小雲規生(こくも・のりお)/SANKEI EXPRESS)