水を抜いた猿沢池で見つかった大量のカメ(左)とごみのラジカセ=2月19日、奈良市【拡大】
大量のごみも
一方、今回の水抜き調査では、約300キロにも上る不法投棄されたごみも見つかった。車のナンバープレートやタイヤのホイール、家電製品のリモコン、ラジカセ、さらにカップ酒の瓶や空き缶、皿、祭りのちょうちんなど。観光客らが捨てたとみられるが、奈良公園のシンボルの名勝・猿沢池がごみ捨て場のようになっていた実態が、はからずも露呈した格好だ。
県は外来種だけでなく、ごみを捨てないないように呼びかける看板の設置も検討しているが、最後に問われるのはやはり人のモラルやマナーだ。
井上教諭は「ミドリガメが在来種を圧倒するというが、カメが悪いわけではない。生態系の破壊も、すべては人間が招いた。責任は人間にある」と指摘。「カメは寿命も長く、飼うなら一生付き合うことを覚悟するべきだ。安易に捨てないことが生き物を飼う第一条件」としている。