「トランプ大学」に疑惑浮上 クリントン氏批判「米国をだまそうとしている」
「トランプ大学」設立を発表する米ニューヨークでの記者会見で紹介を受けるトランプ氏(左)=2005年5月23日(AP)
米大統領選で共和党候補指名を確実にした実業家トランプ氏が開いていた不動産セミナー「トランプ大学」が、高圧的な勧誘で受講者に不当に高額の授業料を要求するなどしていた疑いが1日までに裁判所が公開した複数の元職員の証言などから浮上した。批判が噴出し、トランプ氏は本選に向け、新たな問題を抱えた。民主党の指名獲得に近づくクリントン前国務長官は1日、「トランプ氏は受講生に詐欺を働いたように、米国をだまそうとしている」と厳しく批判した。
証言によるとトランプ大学側は、経済力がない受講生に高額な講座を強引に勧め、クレジットカードを最大限使って支払うよう要求した。講師の多くは不動産に関する経験がなく、元営業部長は「高齢者や低学歴者を食い物にした詐欺だった」と述べている。
トランプ大学は不動産投資の指南を売りにトランプ氏が創設し、米メディアによると2005年から10年ごろまで開かれていた。受講料は3万5千ドル(約380万円)など。だまされたと訴える元受講生らがカリフォルニア州などで訴訟を起こしている。(共同)
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