取引業者の淘汰やM&A(企業の合併・買収)による合従連衡が進むFX(外国為替証拠金取引)に、インターネット業界の“巨人”が参入した。ポータル(玄関)サイト最大手のヤフーがFX事業を買収し、圧倒的な知名度とサイトの利用者数を生かし、業界に旋風を巻き起こす。足元の円安や、スマートフォン(高機能携帯電話)の普及を背景に、FXの取引市場は活況を呈しており、ヤフー参入で競争はさらに激しさを増しそうだ。
ヤフーの野望
28日、ヤフーと、スマホ用無料通話アプリ(応用ソフト)「LINE」を提供するNHNジャパンとの業務提携の発表会場。プレゼンテーション用の大画面に映し出された、パートナー企業のロゴの中に「サイバーエージェントFX」(サイバーFX)があった。
発表会で、ヤフーの宮坂学社長は「最も優れた解答を持っている企業と組むことで、それを利用者に提供していく」と述べ、大胆な事業再編への野望を隠さない。