経済財政諮問会議で答申を受けた後、あいさつする安倍晋三首相=13日午後、首相官邸【拡大】
4Kテレビ絶好調
家電量販店では、久々にテレビ売り場がわいている。フルハイビジョンの約4倍の解像度「4K」に対応した「4Kテレビ」が店頭に登場したためだ。大画面でも高精細な映像を楽しめるのが特徴。液晶テレビの不振で苦しむ家電業界の救世主として期待される。
ソニーの売れ筋は5月下旬に投入した65型(想定価格約75万円)。売り場担当者は「家を建て替えたシニアや初めてマンションを購入した若い夫婦が購入するケースが多い」と話す。東芝やシャープも今月、4Kテレビの商品群を拡充する。
高機能の調理家電も売れている。家庭で食事をとる「内食」ブームが追い風になっているが、「暮らしぶりに余裕が出てきた証拠」(業界関係者)との見方もある。パナソニックが5月下旬投入した高級炊飯器の想定価格は約11万円から11万5000円。従来品から約1万5000円高くなったにもかかわらず、発売3週目で前年比約2.1倍の売れ行き。シャープが4月投入した高級ジューサー(約3万6000円)も月5000台の販売計画を上回って推移している。