旅行分野では「プチぜいたく」が目立つ。マレーシアのクアラルンプールから羽田空港と関西空港に就航している海外格安航空会社(LCC)のエアアジアXは、通常のビジネスクラスに相当する「プレミアムクラス」が人気を集める。
羽田路線20%増
羽田路線では、5月の同クラスの利用者数が前年同月比で20%も増えた。2路線合計でも10%増で、同社が就航する国の中では最も伸び率が高いという。
LCCだけに、もともと運賃はエコノミーで1万1000円からとかなり安いが、同クラスも4万7000円からと、大手航空会社のエコノミーすら下回る。180度のリクライニングが可能なシートを備えるなど、快適性が高い上に割安感があることが好評の理由だ。
一方、東京都内のある大手タクシー会社では、政権交代後の昨年12月から落ち込んでいた売り上げに反転の兆しが見え始め、「4~5月は対前年比2~3%増になった」という。伸びているのは個人客で、近距離での利用回数が増加。一方、チケットなどを使う長距離の法人需要はトントンだという。