加えて安倍内閣が公約としている成長戦略も、五輪銘柄を後押ししそうだ。「五輪が開催される2020年は、成長戦略の達成メドの時期でもあります」。一例を挙げると、農業の6次産業の市場規模を10兆円(現状1兆円)とする、農林水産物・食品の輸出額を1兆円(現状4500億円)とする、約26兆円(現状8兆円)の内外のエネルギー関連市場を獲得するなど。
もし五輪誘致に落選しても、田代銘柄なら買って損することはない!?
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五輪決定の株の動きは北野建設から学べ
1998年2月開催の長野冬季五輪では、地元の北野建設に注目が集まった。バブル崩壊により建設会社は“冬の時代”だったが、1991年6月15日に開催が決定すると、2カ月弱で1400円台から2245円まで吹いて終了! 次に息を吹き返したのは五輪開催年。1997年12月25日に180円だった株価は2月には300円をつけた。ということは五輪銘柄は決定時と開催直前に吹き上がる!?
五輪の次はノーベル関連?今が仕込み時
田代さんは2013年下半期のテーマとして、10月に発表が行なわれるノーベル文学賞に注目している。今年、村上春樹さんが受賞すれば、日本のクールジャパン戦略と相まって出版社や映画・アニメ会社に注目が集まりそうだ。ただ講談社や新潮社は非上場なので、出版社ではKADOKAWA、映画会社では東宝、制作会社では東映アニメーション、IGポートなどに注目したい。