株式分割を実施した主な企業【拡大】
ヘルスケア事業のユーグレナも今月1日、4月に続いて2度目となる1株の5分割を実施した。最低投資金額は、3月下旬の150万円から約16万円まで低下。分割によって個人投資家の資金が流入するとの期待が高まり、9月26日の売買代金は前日の約10倍となる102億円まで上昇した。
東京証券取引所を傘下に置く日本取引所グループも今月1日、1株の5分割に踏み切っている。
「バブルは起きない」
個人投資家の裾野を広げようと苦慮してきた東証にとって、株式分割の動きは大歓迎だ。
日本証券業協会によると、個人投資家の株式保有額は100万円未満までが32.0%、300万円未満までは59.8%を占める。多くの個人投資家にとって、最低投資金額が100万円を上回る株にはなかなか手を出しにくいのが実情だ。